----満ち満ちている 闇に 気配を そよと遮り 空となる
浮き上がる器官 循環する個体
わたしが星を糧とするなら 星もわたしを糧としよう わたしの一巡は 時の脈の内に在り その一滴を 満たしながら過ぎて行く
一個の空は一個の空を 食み 認めるだけが 空たる証しとなるだろう
組み込まれし完結 美しい部分
空となる