凛灯舎 - The past sings in a dignified voice -

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Preamble

きらきらとしたものがほしかった

目の眩むことを知りながら
心が静むことを思いながら
只中に在って
見慣れることを恐れながら

いつでもいらないふりをしていた

この体躯には似合わないと
この心には荷が重すぎると
もし得たとして
この目の錯覚だとしたらと

きらきらとしたものがほしかった

たぶんそれだけはほんとうだった

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2009/08/10 巻頭、詩「07:15AM」「こぼれるように」

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