凛灯舎

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Poetry

春のうた

夜半の藍が湿り気を帯び
花弁の白を吹き付けて


幾たびも繰り返し
   ゆらし まどい
拍動に作用する笑みで 
   ひらき こぼれ

頑なへ触れる温みを
どうしたって抑える術などない

弛まずに情動は流れ
   むすび つうじ
抗わず 失わず

   みたす

僅かな呼気が透明を帯び
赤を生へと巡らして
放射に伸びゆく路を辿り

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