インディゴ・ブルーの夜半である 深い 深い 藍だろうか 紺だろうか
秘めるように 私はそれに守られている 四方は鉄骨石壁だが うえにあるのは 優しい乳の色をした雲だ
夏 闇であったのは 星を知らせるためであろう 今日 仄かな明るさは 雪の発光のためであろう
インディゴ・ブルーの夜半である 深く 深く 飛ぶだろうか 沈むだろうか